キキョウの風見野秘密基地

ウィクロスとかまどマギとかバンドリとかオタ活の備忘録的な事をしていきます

ウィクロスルール改訂後のナナシ【リムーブターン1制限】について

こんにちは、Nolです

 

世界大会からはや1ヶ月以上経ちましたが、皆さんはどんなウィクロスライフを過ごしていますか?

僕はバイトの都合上、あまり触れていないのですが、つい先日コングラスピサルを得る事ができて嬉しかったです!(参加者2名でしたが…(汗)

 

さて今回はタイトルにもある通り、2/22からのリムーブ制限についてです。

 

なぜこれを今更わざわざ取り上げたかというと、

"こういった大幅なルール改訂は施行前と後で大きく印象が違う"

というのが個人的な考えでして

 

じゃあ3月頃にこれを見返して、

「過去の俺マジで何言ってだこいつばっかでーwww」

って思えたら楽しいなって思ったので

 

"現状"思っている事を自分の所持デッキを絡めて書いていきたいと思います。

 

 

今回のルリグラインナップはこちらです

・ナナシ

・アルフォウ

・あーや

・アロスピルルク

・タマ(伍)

要するに今自分が握ってる蟹以外のデッキで、長文になるので、それぞれ記事を分けて書きたいと思います。

今回は僕がメインで使っているナナシです。

(蟹は宇宙軸に限界が見えてきたので練り直してます…)

 

それでは書いていきます、どうかお手柔らかに…

 

【ナナシ】

ナナシは現環境において、スペル軸にしない理由は無いと言っていいでしょう。

インサイダーは"ターン1・2エナ1枚・アーツ枠埋まる"と弱い所を上げれば多く、

比べ1手札1エナで黒シグニ2回収という性能をしたメディスンとThree out、イカ、トリトリが共存するのはまぁざっと書いただけでも脅威です。

 

ところが実を言うとスペル軸は死にます。

突然こんな事言ってごめんね、でも本当です。

 

2/22に大きなルール改訂が来ます、それが終わりの合図です。

程無くしてエンザソリティアができない事に気が付きます。

 

それから少し開けて、新規ミルルンに気づきます。

終わりです。

 

 

…と、いった茶番は置いておいて、新弾後の環境は中々にスペル型ナナシにとって中々に辛いものになると考えています。

 

リムーブ制限は、

"とりあえずエンザドロー貼り直しして貯菌貯めて考える"

のような従来の動きを縛るためです。

 

詳しく言うならば、

リムーブの回数が決まっている以上、ターンのメインフェイズ、その動き始めから終わりまでを最初に考えるべきであり、行き当たりばったりでは十分に動けない可能性が出てくる

ということです。

最初から最後まで、というのは少し大げさでしたが、

 

【ここまで動いてみて、そこからさらに動きを考える】

 

といったリアルタイム的思考が相対的に弱くなったのが今回の改訂の主な部分です。

その為、エンザノロウスのようなエナチャドローにて確定的でない要素が絡むシグニは使いづらく、1枚のカードパワー、盤面干渉力が重要になります。

ナナシにおけるパワーカード代表格はボツリネスとペズトですが、ペズトはスペル型では採用率が低く、ボツリネスは1面に立ち続けなければならないため、2面しか自由が無くなってしまう。

ただでさえ不確定的な動きがさらに不十分な状態で止まってしまう可能性があります、最後にイカなどを置くのであれば動ける範囲は更に減ります。

そうなればボツリネスの貯菌は貯まらず、カードパワーが発揮できません。

 

次に、リムーブの回数が限られるということは、また同時に

「シグニを場に出せる回数」

が明確になり、そしてそれは

「手札を使う事ができる回数」

が決められてしまう所まで繋がると考えられます。

ハンドを大事にしたい近頃の環境の中で、もっとも警戒すべきは勿論あの=赤い彗星=ですよね。

それへの警戒もまた薄く、難しくなりがちです

 

つまり、リムーブ回数が決められてしまうと、ボツリネスの貯菌は思うように貯まらず、攻撃時の理想盤面も作りづらく、手札も使い切れず調整しづらい。

攻めと守りの両方の面において弱体化してしまう、といった結論になってしまいます。

  

 

ここまでスペル軸を扱き下ろしてきましたが、スペル軸ではなくインサイダー軸でも、リムーブ制限は大きな影響を及ぼします。

 

ボツリネス、ペズトを置き、そこからウィルスの付け外しで3面開けを行う以上、自由枠は1面しか無いからです。

もし開けられたとしても、ボツリネスに十分な貯菌が貯まっているとは限りません。これだけでも相対的な弱体化です。

 

後は全てのルリグに言えることですが、クスリセラーのような手札交換系シグニが場と手札を圧迫し、邪魔になる状況が出てきます。

先程の説明と同様に、シグニのコンボで盤面を詰めていく中で、シグニを置ける回数が限られた今空いたシグニゾーンなどほぼ無いからです。

しかしここは序盤の強さを残しているので兼ね合いとなってきます。

 

また、相手の点要求がアサシンやランサーで、それを止めた場合、自分の場が空いてない状況でターンが回ってきます、これも重いです。

エナチャで空けるとしても、残り一面を使うためにリムーブ権を使用する必要があり、実質的な盤面ロックを強いられてしまいます。

 

 

では、ここまで書いてきたマイナス要素に対して、ではどのように対処すべきなのか。

選択する物語を採用できるのが本来一番なのですが、インサイダー型ナナシにはエナのそれを吐く手段がありません、スペル型には枠がありません…という悲しい状況。

ナナシのユニークは入れ得ではありませんが、15000に対し7000削ってノロウスラインに下げる、最後のウィルス3面目に使うなど痒いところに手が届く仕様です。

ナナシはシグニでの動きが最重要なルリグなので、効果ではなく面開けの手段としてだけでも2,3枚くらいは入れる、という所に最後は落ち着くのではないかと考えています。

 

 

おいおい、デメリットばかりじゃないかと思うかもしれません。

実際ナナシにはこのルール改訂は辛いです。クリシが欲しい、激奏が欲しい。

ですが、リムーブ改訂はナナシに少しなりと恩恵を与えてくれます。

 

それが、

【ユニークの重要性の向上】

です。もうお分かりですね、ええ、エナを増やさせません。

相手の方から手札を減らしてくれるのであればこれほど嬉しい事はありません、丁寧にRSで残りの手札を引き抜いてアーツを使ってもらいましょう。

 

…他にも新規アンや決闘文具などナナシにとっての不安要素はありますが、今回はリムーブ制限での動きの変化についてなので割愛します。

 

総括すると、

・ドロー、エナチャなど不確定要素の後の動けなさが引き起こす攻守の弱体化

・ボツリネス、ペズトが盤面を占めているため自由度が下がる

・手札交換系シグニの盤面、手札における圧迫

などのデメリットに対し、

・増えるであろうユニークスペルに対し強い

というメリットは見合っていません。

回す前から不安だらけ、回してみれば不安しかない。

でも私はこれより辛いルリグを知ってるからOK…とは、あまりならないですね…。

ナナシのみならず、黒のルリグは結構そんな感じなのではないでしょうか。

 

大きなルール変更ですが、ウィクロスを辞める理由には全然ならないので、(某OCG経験者)

普通に新環境、楽しみです、アニメも見ます。

 

それでは、ご精読ありがとうございました。

次のルリグの記事でお会いしましょう。